表示されている数値から隠れた値を割り出す
ポケモンは6つの能力それぞれに、0〜31の隠れた個体値を持っています。ゲーム中に表示されることはなく、画面に出るのは種族値・個体値・努力値・レベル・性格を混ぜた計算式の結果である実数値だけです。この計算機はその式を逆からたどります。種族を選び、レベルと性格、画面に見えている6つの数値を入れると、0〜31のすべての個体値を試して、その数値を実際に生み出す値を探し出します。個体値チェッカーが内部で行っているのと同じ総当たりで、このツールは1つの数字を選ばずに、当てはまる範囲をまとめて表示します。
ゲーム側は整数で丸めるため、低いレベルでは複数の個体値が同じ実数値になることがあります。だからこの計算機は1つに決めつけず、当てはまる範囲を全部返します。レベルを上げるか努力値を振れば、同じツールでも範囲は1〜2通りまで狭まります。ゲーム内のジャッジと同じ挙動です。
高い数値には土台がある
レベル100なら、性格が補正なしのとき個体値1ポイントは実数値1ポイントにそのまま対応します。個体値31なら、そのポケモンは本来の上限で動いているということです。この差が、対戦での同速勝負やHPの調整ライン、耐久の分岐点を決めます。個体値0のガブリアスと31のガブリアスの違いです。トレーナーがその数値を強制的にそろえる手段が、王冠による特訓や、あかいいとを使った孵化です。この計算機は、ぎんのおうかんを使う前に、その努力が実ったかを確かめるためにあります。
第1世代から第9世代までの全1,025種に対応し、種族値はPokeAPIのデータを使っています。パルデアで初日に捕まえたポケモンも、交換で手に入れた第3世代の遺物も、同じ計算で調べられます。
性格と努力値も反映
性格はHP以外の2つの能力に倍率をかけます。片方に+10%、もう片方に-10%で、がんばりや・すなお・てれや・うっかりや・まじめは補正なしです。いまそのポケモンが持っている性格を入れてください。ミントは効果がすぐ反映されるので、使った後の性格で入力します。努力値は任意で、未育成なら0のまま、振ってあるなら合計を入れれば個体値の範囲が狭まります。結果の表は能力ごとに1行で、当てはまる個体値の範囲が出るので、ハズレの能力も4行ほど見れば見当がつきます。
パーティを組む予定があるなら、まず ポケモン性格表 が種族ごとの最適な性格を提案し、その次にこの計算機で個体値を確かめ、最後に パーティ編成 が防御相性表つきで最終メンバーを組み上げます。
個体値の抽選を数字で見る
内部では、野生で出会うたびに0〜31の数字が6つ、能力ごとに1つずつ振られます。どの値も同じ確率です。1つの能力が31になる確率は1/32。6つすべてが31になるのは1/1,073,741,824です。6項目パーフェクトは10億分の1の抽選なので、完璧な個体は捕まえるものではなく、孵化させ、交換し、王冠で仕上げるものになっています。
もう一方の端も同じくらい珍しく、6つすべて0も同じ10億分の1です。そして中央は山なりの分布ではなく、平らな地面です。どの値も同じ確率なので、期待できる「平均的な個体値」はありません。少なくとも1つが31になるのは全体の約17%で、だから1項目だけパーフェクトでも珍しくはなく、6項目そろえるのは長期プロジェクトになるのです。
野生での個体値:交換・レイド・孵化
個体値計算機が使われる場面は3つあります。1つは交換です。色違いや「数値がいい」ポケモンを差し出されて、貴重なものを手放す前に裏を取りたいとき。そのレベルでの個体値を調べれば、範囲から交換に値するか判断できます。2つ目はレイドの捕獲です。パーフェクトなレイドボスは1本のプレイを支えてくれるので、必要な能力の31が決め手になります。3つ目は孵化です。孵化勢は親の個体値を先に確かめてから作業に入ります。ハズレの親にタマゴ1ボックスを無駄にしないためです。
3つともルールは同じです。手持ちで一番高いレベルで、できるだけ多くの努力値情報を入れて調べてください。レベル5のポケモンでは範囲がほぼ役に立たず、レベル100で努力値まで埋めれば、たいてい能力ごとに1つの値まで絞れます。
個体値1ポイントの価値
個体値は割合ではなく、実数値の計算式にそのまま足される数です。レベル100なら、個体値1ポイントはどの種族のどの能力でも実数値1ポイントに一致します。レベル50では0.5ポイントになり、丸めが入るので、実際には半分くらいの場面で差はゼロになります。
効いてくるのは境界のところです。同速勝負はいつも1ポイントで決まります。すばやさの個体値が完璧でないと、ミラー対面で勝てるはずの一戦を落とします。攻撃側なら、相手がわずかに残るダメージ計算という形で差が出ます。HPと耐久については、正直に言えば1ポイントで作戦が変わることはほとんどありません。
だから計算機の結果は、そのポケモンを何に使うのかと照らし合わせて読んでください。アタッカーはすばやさと攻撃の値で生き死にが決まり、受け役は頼りにしている耐久だけ見れば十分です。それ以上は自己満足の世界です。個体値に問題がなければ、ポケモンチームピッカーがそのポケモンをパーティに組み込み、実際に何をカバーできるか示してくれます。
サイト全体での個体値の位置づけ
個体値の確認は、サイトの他のツールと組み合わせると噛み合います。まず ランダム選出 か Random Pokemon Generatorで候補を引き、育成中は タイプ相性表 で相性を確かめ、技構成を決める前に性格と個体値を判断しましょう。ポケモンチャンピオンズなら、 チャンピオンズ編成 がメンバー選出を担当します。レギュレーションM-Cから6匹を選び、持ち物とメガストーンまで設定できます。狙う価値のある捕獲なら、 色違いの出現率 が厳選の計画を立ててくれます。個体値の良い色違いこそ本命です。
おなじみのツールもすぐそばにあります。 ヌズロック編成 がルール準拠のパーティを抽選し、 ポケモン検索 は名前さえわかっていればどの種族にも連れて行ってくれます。見た目重視なら、 ランダムメガシンカ がメガシンカを抽選し、 ランダム色違い生成 は色違いだけを出します。もっと深く知りたいときは、 ブログ.